AK400-02

5年目のWraith SpireをAK400に交換して比較

購入から5年目に突入したRyzen7 2700の自作マシン、というかWraith Spire(純正CPUクーラー)

Ryzen7 2700を購入 今あえて無印を選ぶ理由 など

ノリでクーラーをDEEPCOOL AK400に交換してみた結果。どれだけ温度が下がるのか? やってみた。

ぶっちゃけクーラー交換など不要

だと思っている。とは書いておきたい。

Wraith Spireは純正にしては優秀すぎる出来。交換は不要。

しかし、さすがにファンノイズが大きくなってきたのは事実。グリスを塗り替えればそれなりに改善するだろうが、ファンの劣化は止められない。

ということでセオリー通り、まずはグリスを物色してみたのだが・・・500円帯の商品ラインナップが実に微妙(円安と送料高騰のせいだろう)。

正直、グリスに1000円オーバーというのもどうなのかと思うんだが・・・

なにか、最近この業界には闇、というか素人狙いの香りが漂う。こんなものが、なぜ1500円もするのだろう。まぁ1キロどころか100グラムでさえ永遠に使い切る予感がしないから、ある程度は仕方ないのだろうが・・・ここに投資したところで、たいして変わるとは思えない。

単なるグリスで1500円は微妙だ。

年始に買ったグラボで付いたポイントを処分+いくらかで買えれば良いかな程度に考えていたのだが・・・さすがにこのAINEXの一番安いタイプでは微妙すぎるな。

これなら手持ちの、遥か昔に何かを買った時に付いて来た、謎グリスでも良くね感しかないのだが・・・

という感じで色々と見ていたら、2961円のDEEPCOOL AK400が目に入る。

Thermal Grizzlyの高いタイプより安い。なんだこれ・・・価格のバランスおかしくないか? 円安どうなった? まぁ自作業界は壊滅的に縮小したから(PS5を買えないキッズを煽ってハイエンド売りまくったせいだろうかね)。メチャクチャ余ってるのだろう。

この価格なら、ポイントの処分ついでにクーラーごと買っちゃうか。初回用はグリス塗られてる情報あるし。

というノリでポチッた。

ポイントの処分は大事。失効しては意味が無い。今回はこれで、結果的にRX6650XTとAK400のセットが約32800円で買えたという事になるわけだ(どういうセットだよ)。

純正Wraith Spireの冷却性能測定

変化を体感し、脳汁をドバドバ出す準備。到着前に、冷却性能の事前測定をしておかねばなるまい。

なお、マシン構成は以下の通りである。

  • CPU
    AMD Ryzen 7 2700 BOX(Wraith Spire)
  • マザーボード
    ASUS PRIME B450M-K
  • メモリ
    CFD W4U3200PS-16G(DDR4‐3200 32GB)
  • SSD
    AGI 512G16AI198 M.2
  • グラボ
    MSI Radeon RX 6650XT MECH 2X 8G OC
  • ケース
    Thermaltake Versa H17
  • 電源
    玄人志向 KRPW-BK650W/85+
  • OS
    Windows11

CPU、マザボ、SSD、ケース以外は初期から入れ替わってる。加えて、LANカード(マイニング用のPCI-Eライザーで延長)が付いてる。当該構成の投入金額は約7.5万円。最後に交換したパーツはグラボ(2024年1月 3万)。

2024年始 ついにグラボ(RX6650XT)を買う さらばRX570

Windows11を起動し、CINEBENCH 2024の「CPUテスト」を実行しながら、ASUSユーティリティ内にあるファンコントーラ画面で読み取る。

結果は以下のとおり。

100℃で回転数100%になる設定

〇ポチ(current rpm)が現在の位置。約70℃でファンが75%回転程度。体感的には、ファン音を確実に感じるレベル。これ以上回るのは勘弁してほしい。部屋の温度は、まぁ10~20℃くらいの間ではないか(寒くも暑くもない)。

100℃で回転数50%になる設定

約74℃でファンが40%回転程度。体感的には、ファン音を普通に感じる。もう少し抑えてくれたら最高なんだがレベル。

Wraith Spire的には若干高めな気はするが・・・フィン掃除とグリス塗り替えをして、60℃あたりから回転数爆上げ設定を入れておけば、夏でも耐えられるレベルではあると思う。60前半で抑えられるでしょう。

ということでやはり・・・ぶっちゃけAK400買わなくて良かったとも言う。

Wraith Spireはコア部分が銅タイプだから、純正同梱品では歴代最高クラスに優秀なので。インテル純正の銅コア入ってるタイプより冷えるのではないかな。リング状に赤く光るから、ピカ厨にも満足の出来だし。隙は無い。

だが替える。買っちゃったから。

DEEPCOOL AK400 R-AK400-BKNNMN-G-1 着

数日後、ヤマトで着。相変わらずドスパラの梱包は、ちゃんとしてた。

このクーラーに必要かと言われれば過剰な気もするが、謎の業者が置き配していく某社とは違う。さすが専門店。

段ボール箱を開けると・・・AK400、箱が予想以上にデカイ。

本体も、まあまぁデカイ。

加工精度はそれなりな感じであり、最高というほどでもなくバリっぽい感じが多少する。大人なら問題ないレベルだが、幼児にオモチャとして与えたら、母親にぶん殴られるだろうな程度のゴツさはある。

品が悪い感じは無い。でもまぁ5000円だったら微妙だな、今回は実質2600円程度で入手してるから、この価格なら十分すぎる出来。

ただし・・・

取付がどこがEASYなんだレベル

やたらとネット上には「取付簡単」みたいな風潮あるんだが。取説と現物を見た感じでは、言うほど簡単ではないぞ・・・いやまぁ、自作歴20年超えてる管理人的には、普通だけど。

これ絶対に、初心者は簡単ではないだろう

予想以上にステーがデカくてマザーによっては付かないと思うし、本体もやたらとゴツいためケースとマザーの選定もしっかりやる必要がある。

あと、これは落下接触すると壊す危険性大でしょう(マザー周辺を)。特に、「スッポン」がどうのこうの言うレベルでは、取付困難でしょう。

いやそもそも、どうやったら「スッポン」するのか意味が解らないんだけどね・・・あれは、ちょっと素人すぎだろう、と。いくら何でも工業系スキルが無さ過ぎる。

むしろ間違って接着剤を塗って無いか? レベルにあれは解らない(AMDを陥れるネガキャン説アリ。同じくインテルの反りも、マジどうでもいいでしょう。そんなに気になるならBTO買えば良くね? 何で自作なのかね? というか壊しても良いじゃん、もう一個買えば。自作ってそういうジャンルだから)。

とくに、このステーが凶悪だね・・・ASUS PRIME B450M-Kだと、背面パネル側コンデンサの高さクリアランスが1mm無くギリギリだったから、個体差を考えると、けっこう微妙なマザーは有るだろう。

そして最もクリティカルなポイントが1点あった。付けてから気づいたんだが・・・

グラボのバックプレートに当たって、ファンが付けられない

ファンをサイドからクリップでパッチンとハメる方式だから。

特に、1スロット目にPCIExpress x16スロットが来てる設計のタイプは、グラボを付ける前にクーラーを付けないとダメな模様(このタイプ、MicroATXには結構ある、MiniITXは全種この設計タイプ、ATXは1スロット目がx1+M.2になってる事が多い、ただしx16多連装タイプには結構ある)。

まぁ、バックプレート無しのグラボなら着くかもしれないけど、RX 6650 XT MECH 2X 8G OCはけっこうゴツめのプレートついてるから。全くツメに到達できない。というかむしろ当たってるレベル(トップ画像のとおり)。

これは、マザーによってはグラボと干渉する可能性があるでしょう(しかし、ASUS PRIME B450M-Kが一番キツイかもしれない)。

そうでなくても、外して付けるのは前提だと思った方が良いかもしれない。てか何で、皆さんココ言及しないのかね? 少なくとも、このマザーだと100%入らんよ?

まぁ、マイクロATXでAK400買うヤツなど居ないという前提なのかもしれないな・・・でも、グリス塗り替えとか、ファン交換とかすると思うんだが、そういうの想定すると扱いやすさ的には微妙だろう。やはり最近の自作情報、何か違和感がある。

という感じで、完了。光らなくなったが、どうでもいい。

なお、サイドパネルは余裕で閉まる。ネットでは、なぜかサイドパネルの心配をしてる人の方が多い感じなのだが、いやいや、サイドパネルは考えなくて良いでしょう。この商品を買う人がスリム筐体なんか使ってるわけないだろう・・・だいたい、スペック書いてあるし。どういう知識レベルと心構えで自作しようとしてるんだか疑問(ダメならもう一個、買うべし、そしてどんどんマシンが増える、それが自作PCというものではないのか。というか情弱に情報機器を売ろうとするなって、それ酷いよ)。

まとめるとAK400買う時に注意すべきは

  • グラボとの距離
  • マザーのコンデンサ
  • VRMのヒートシンク
  • ケース幅

という感じか・・・

少なくとも、Thermaltake Versa H17+DEEPCOOL AK400+ASUS PRIME B450M-K+MSI Radeon RX 6650XT MECH 2X 8G OCが可能な事は判明。

AK400の冷却性能測定

同じくCINEBENCH 2024を回してASUSのファンコントーラ画面で設定をいじりながら読み取る。

結果は以下の通り。

100℃で回転数100%になる設定

約45℃でファンが48%回転程度。体感的には、ファンの回転音は微量。なお、このファンは25%が下限値であり、それ以下にしても回転数ほぼ落ちない(とASUSのファンコンは検出した)。

100℃で回転数50%になる設定

約54℃でファンが30%回転程度。体感的には、ほぼ無音。

まとめ

付属のグリス(最初から塗布されてるヤツ)で十分。

TDP65Wクラスの無印Ryzenならほぼ無音運用可能。ファンコンの基本設定を25%張り付きで80℃から一気に100%回すくらいで問題ない(全エリア25%だとオーバーヒート系の異変に気づけないため危険)。

ということで結論としては、Wraith Spireのグリス塗り替え、高めのグリス買うくらいならAK400買うのはアリ。一段下のグレードWraith Stealth(のファンが壊れたor気になる)なら迷わずAK400買った方が良い(ただし前述の注意点に留意)。

あと、インテルCPUならチョイ加工で90度回転して上向き運用できそうな予感。上昇気流を使う風味のファンネル自作すればファンレス運用化可能では?とか、色々と妄想が広がるナイスアイテム。

てかこれで十分冷えると思うんだが・・・本当に簡易水冷の意味が解らない。というより、VRM多連装で単CPUに盛りまくり意味が解らない。

パワー出すなら、デュアルスロットにしてTDP65Wの定格前提でVRM減らしてさ、CPU2基+AK400を2基付けた方が良くないか?

Core i5 13500×2の方が14700K単発より簡単にパワー出るんじゃね?

というような盛り上がりが無い(発売されない)あたりが、最近の自作業界の意味ワカランところなんだよなぁ・・・何で単発かつ一撃のパワーを求めるのかね・・・そんなの冷却がキツイに決まってるじゃん。

だいたい、サーバーでそんなマシンなんか無いだろうに。

なんでアレが「ハイエンド」なのか、全く理解できないんだが・・・


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