Blender2.92 初回起動時に設定しておきたい項目

フリーなのに超高機能の3Dソフト。Blender。いつの間にかVerは2.92へ。

現状のLTSは2.83。だからなのか定かではないが、いじっているとたまにバグる事がある(異様に重くなったり)。

そこで効くのは、やはりリセット。だが、設定は全部消える(引き継げるけど、したら意味ない)

クリーンインストール後、初回起動時に設定しておきたい項目をメモっておいた。初心者も使える・・・かもしれない。

はじめに

必ず公式からダウンロードする。

https://www.blender.org/download/

よくわからない2次配布サイトから落としてはいけない。

公式サーバーは、ちょっと遅い(5~10分くらい)ため、コンビニ行くなど、軽い外出前にセットしておくと良い。

動作スペックの再確認(重要)

2.92のWindows版は7以上対応。verUP で要求が変わっているかもしれないから、毎度の確認は必須。

現状、マシンパワー(スペック)の推奨は特に無い(見つからなかった)。

しかしそれなりに遊ぶには、高スペックマシンが必要。低スペックマシンでは各種オブジェクトを追加する時などに固まる確率が跳ね上がる(特にモディファイヤ多用時)。

参考までに2021年現在、必須レベルだと感じるスペックは、以下のとおり。

CPU

4コア以上。

Blender(を含む画像処理系アプリ全般)は、「多コアのパワーでぶん回す」みたいな思想で作られてるため、2コアでは厳しい。最低4コア以上必須。L2+L3キャッシュ量も重要。L2がコア毎に乗ってる上にOSがリソース食ってるためか、2コアと4コアでは数値以上に体感差が出る。

型番的には3世代core i5以降が最低限欲しい。i5-3570(4コア 7MB)あたりが下限か。なお、10世代のCore i3-10100はi5-3570の2倍は速いので、現行PCならほぼ問題ない。

ただし、モバイル系CPUは省電力に全振りしてる関係上、4コアでも厳しい(特にCeleron N系で動かすのは極めて無謀)。

メモリ

8GB以上。

できれば16GB欲しい。4GBは無理ではないが極めて厳しい(OSがリソース食ってる)。増設できないマシンは諦めて、とっとと買い替えるべき。まぁ、遊びにそこまでやるのかは疑問だが。

グラボ

必須。GTX 750Ti あたりが下限か。

遊び用途であれば、GTX 1650あたりで十分だが、現在入手困難に陥っている。新規で買うならGTX 1050Tiあたりが現実的(あり得ないほど高いが)。個人的にはCUDA重視でGTXシリーズ又はRTXシリーズを推奨したい。Radeon は動くけど非推奨(Cyclesの動作に若干癖がある)。

現行最強のRTX 3090は GTX 1650比で5倍以上、GTX 1050Ti比で7倍以上、GTX 750Ti比だと余裕で12倍以上速い。

だからその下のGT1030は微妙なポジション。余りにも時代遅れ。GDDR5版を既に持ってるなら良いが、あえてGT1030を買う意味はない。

ちなみにこの(記事を書いている)PCの環境は

メイン

  • Ryzen7 2700(8コア 20MB)
  • DDR4-3200 32GB
  • Radeon RX570 8GB(GTX 1650並だが爆熱)

サブ

  • Core i7 3770(4コア 9MB)
  • DDR3-1600 32GB
  • GTX 750Ti

使ってるから言えるのだが、追加電源必須のグラボはガチ勢以外は買わない方が良い。レンダリング時には、ゲームより遥かに高負荷がかかるため量産空冷マシンだと熱暴走してブチ壊れる。

ちなみに、Radeon RX570はファン速度を絞っていると数秒で75度を超える(上方12cmファン強制排気でさえも。デフォ設定では爆音すぎてやってられない)。それがレンダリング終了まで続く・・・

バグる原因これな疑惑。マシンスペックの見直しは本当に重要。

インストール~初回起動

クリーンインストールは、全部OK、Accept、はい、を押す。設定はデフォで問題なし。

完了後、初回起動時だけ言語設定画面が出る。

設定変更は自由だが、languageは日本語、shortcutは27Xにしておく(以下これで説明)。

ただし、慣れるまではむしろ英語+27Xにしとくのが無難かな、とも感じる(これで説明してる過去の海外動画が多い)。

27XはBlenderの独自操作形態で、右クリック選択なのが特徴(2.8から左クリックに変わった)。かなり特殊だったが、超変態IFのJWWよりは自然。要は慣れ。

この設定変更は、編集>プリファレンス>インターフェース/キーマップでも可能。

ビューの焦点

「N」キー押すと右から出てくるヤツ>ビュー

から変更できる。

blender-if-right-cmp60

このエリアに出る

デフォの視点はいまいち使いにくい。まぁ、これは好みの問題だが。結局は好きなように設定すれば良し。「この辺に設定項目あるよ」という話。

焦点距離 100mm

デフォだとパース付きすぎて、投影方式を切り替えた時(テンキー5)に違和感がすごい。焦点距離(消失点の位置調整)を100mmくらいにしておく(のが好み、以下同じ)。

設定は自由だが、上限200、下限10くらいが無難か。

範囲の開始 0.001m(1mm)

ズームした時、オブジェクトが画面から消えてしまうが、0.001mにすれば更にズームできる。ただし、マシンのスペックが低いと落ちるかもしれない(頂点のピッチが小さすぎると不具合出るから、そんなにズームするならオブジェクト拡大しろな。という開発サイドからのメッセージな気もする)。

事項の「終了」項目はデフォの1000mあれば十分。というかそんなに要らない(大量のオブジェクトを配置したら確実にPCが落ちる)。

しかしなぜ、焦点距離は単位mmで範囲が単位mなのよ。という疑問がここで浮上。

表示単位の変更

プロパティ>シーン>単位>長さ

から変更できる。

blender-if-property-cmp60

このエリアにある

単位 ミリメーター

テンキーで数値を入れる時にコンマ以下操作をしなくて済むためオススメ(10m以上の操作はあまりしない人)。

スタートアップファイルの保存

Blenderの設定は基本的に「作成したファイル毎」に保存される(編集>プリファレンスのメニューを除く)。デフォルトに保存するためには、

ファイル>デフォルト>スタートアップファイルを保存>OK(スタートアップファイルを保存)

blender-if-top-cmp60

このエリアにある

を実行しなければならない。すると、現在開いているファイルが次回起動時からデフォになる(例 この時点で保存すると、焦点距離 100mm、範囲の開始1mm、単位ミリメートル になる)。

以降特に書かないが、設定変更時には保存しておく。

ワールド背景変更

デフォは無し。

だが、マテリアルプレビューモードにすると、内蔵の環境光ファイルが背景(ワールド)に適用されている。ビュー上の表示だけ。

これは、下記のエリアにある丸いアイコン群右の▽

blender-if-right-cmp60

3Dビューのシェーディング>ワールドの不透明度を1/ぼかしを0

にすれば視認可能だが、レンダリングはされない。レンダリングさせるためには、ノードの接続が必要。

背景ノード接続

デフォルトのスタジオライティング(背景≒ワールド≒スタジオライティング)に指定されているファイルは

forest.exr

であり、これは

C:\Program Files\Blender Foundation\Blender 2.92\2.92\datafiles\studiolights\world

にある。

blender-if-top-cmp60

このエリアにある

上部中央付近にあるタブの、Shadingタブを押す>下領域の上部 「オブジェクト▽」をワールドに切り替え>追加>テクスチャ>環境テクスチャ>

にforest.exrを指定し、

環境テクスチャ(forest.exr)の「カラー」と背景の「カラー」

をノード接続(左クリックでつまむ感じ)すれば、レンダリングされる。ここでさっきのマテリアルプレビューモード、

3Dビューのシェーディング>シーンのワールド>チェック

グーグルストリートビューみたいな感じの背景が出たら成功してる。けど、デフォのファイルは解像度が低い(環境光専用)。

このファイル(forest.exr)実は、

https://hdrihaven.com/

に高解像度版が公開されている(Greg Zaal氏 作成の Ninomaru Teien)。これをDLして差し替えれば高解像度で楽しめる・・・のだが、ファイルサイズがものすごくデカい

実際やってみれば解るけど、2Kだったらデフォのヤツで良いかな・・・という感じ。背景としてレンダリングに耐えられるのは4K以上だと思うが、27.3MBもある。

必要な時だけ4K以上に差し替えれば良し(非力なマシンだとたぶん落ちる)。

プリファレンス関連

編集>プリファレンス

で出てくるメニュー。

blender-if-top-cmp60

最上段エリアの「編集」からアクセス

この設定は、Blender本体に記憶される。いじくりすぎると、わけが解らなくなり、リセットするハメになるので慎重に行う。

逆に言えば、リセット覚悟でいじりまくるのはアリ。

以下、設定画面の上から順に記載(変更しない項目は省略する)

インターフェイス>フォント

インターフェイス>テキストレンダリング>UI用フォント

でインターフェイスのフォントを変更可能。

フォントのライセンスはナメてるとヤバイので、権利クリアなものを把握し、入れておいた方が無難(利用は問題無いが、作成&公開&配布は別)。

とりあえずGoogle Noto Fontsを入れておくのを推奨する(
SIL Open Font License 1.1)。

https://www.google.com/get/noto/

Noto Sans CJK JP

Noto Serif CJK JP

この2つが日本語用。フォントのインストール方法はグーグル先生に聞いていただきたい(ファイル右クリでインストールメニュー出るが)。

テキストオブジェクトのフォント

テキストオブジェクトはデフォ状態だと日本語対応していない。毎回手動選択が必要。面倒なのでここで一度作成しておくと良い。

blender-if-top2-cmp60

このエリアにある

追加>テキスト(オブジェクト)を押す。

blender-if-property-cmp60

このエリアに出るアイコン「a」

「a」>フォント>標準>開く>さっきのGoogle Noto Fontsを指定>フェイクユーザー押す

この空オブジェクト入りファイルを、先程の「スタートアップファイルの保存」にて、デフォに設定しておくと後で楽。

アドオン

BlenderKit Online Asset Liblary

「N」キー押すと右から

blender-if-right-cmp60

このエリアに出てくるメニューに追加される。

モデルやテクスチャが公開されてる。ただし、有志が集まってやってる感が強く、品質は安定しないし、動作も安定しない(Ver違いで固まったり落ちたりする事あり)。

特に問題なのは、テクスチャのファイルサイズのバラつき。非常に大きく、数百MBあったりするのでポチポチ押すのは危険。非力マシンだとクラッシュする。

マウスオーバーにて表示される詳細情報をよく見てから押すべきだが、全体的に超重いため、750Tiでは metal06をキューブに貼り付けただけで、負荷100%に張り付く。

トップクリエイターの皆さんは TITAN RTX とか、デフォで持ってるから・・・

Ivy Gen

蔦を作成できる。BlenderKitと同じところに追加される。

設定がけっこう難しい(サブマシンではやや重い)。BlenderKitからパーティクルセット(IVY 検索で出る)を持ってくれば即完成するが、けっこう重い。750Tiでは厳しめ。

Sapling Tree Gen

木を一瞬で生やすジェネレータ。

このエリアにある

blender-if-top2-cmp60

追加>カーブ>Sapling Tree Gen に機能が追加。

こちらの葉は一枚のポリゴンではなく、形状をもっている。それっぽいテクスチャを当てれば、5分以内に木っぽいものは完成できる。

この3つだけでかなり遊べるし、ノードの接続方法など参考になる・・・はず。

※より良い発見があったら追記する予定。



-

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA