PCをアップグレードしようとしたら、インテルのCPUが高すぎた

マイニングのせいか円安のせいかは解らないが、2017年中旬くらいから高騰していたPCパーツが、最近やっと値下がりしてきた。これはチャンス到来。PCのアップグレードをしよう。

・・・と思ったら、インテルのCPUが、かつて無いほど爆値上げしていた・・・

AMDのCPUをメインにアップグレードを考えてみた。

PCのグレードを決める

PCは上を見るとキリがない。ドンドン高価になってしまう。個人利用をメインとし、考えたパターンは2つ。

パターン1 とにかくコスト重視

事務作業が余裕でできるPC。軽いゲームが動かせればなお良い。ミドルクラス以上のゲームは諦める。

パターン2 ワンクラス上の作業PC

2018年末時点において、たいていの事はそれなりになんとかなるPC。具体的にはQGISやBlenderあたりがそこそこ快適に動く。 グラボを別途用意する。

ゲームは最先端以外は対応させる。最先端ゲームは設定を入れて30FPS程度出れば良し(参考 RX570+i7 3770だと、アサシンクリードオデッセイがフルHDの「高」設定程度までいける)。

なお、個人的なメモであり、万人に適用するとは最初から思っていないのであしからず。

個別パーツのグレードを決める

BTOやメーカーPCと一緒である。性能を盛る部分をどこにするか、という話。

流用するパーツ

アップグレードのため、流用パーツが存在する。これが自作PCのキモであり最大の利点(だと管理人は思っている)。

マウスとキーボード

お気に入りのヤツをそのまま使えばOK。

ケース

アップグレード前提なら以前のものが気にせずそのまま使える(BTXとかじゃなければ)。管理人は部屋の隅に転がってるATX(NEC Expressサーバ)ケースを利用する(電源換装済み)。

光学ドライブ(DVD)

もはや要らないと思うが・・・必要な時だけ付ける運用(たぶん必要ない)。

OS

流用というか、とりあえずUbuntuを入れておく。

パッケージ版を持ってる人はwindows10を入れれば良いと思う。が、管理人は持っていないし、現状買うつもりも無い。

なぜなら、無償アップグレード版はもちろん、DSP版、OEM版は購入者ではなくハードウェアにライセンスが付いているため、自作派向きではないからだ。これらはマザーを交換すると、どうやっても認証できない。アカウント紐づけ関係なし(でもまぁ・・・なんというかまだUP出来ないことは無い、がグレーである)。

従って買うならパッケージ版を買うしかないけど高い。そして購入したからといっても、いつまで利用できるかはMS次第である。

個人的に自作派は、そろそろ本格的にWindowsを見限る準備をしておいた方が良いのではないか、と。

もはやWindowsに残されたのはゲーム(ハイエンドの)しか無いと思う。だが、Steamも徐々にLinux対応に向かっているため、Windowsが要らなくなる日は近い・・・ような気がしてならない。

購入するパーツ

残りの、足りないパーツは・・・

  • CPU
  • マザーボード
  • メモリ
  • ストレージ(SSD)

これらを購入する。

ワンクラス上を狙うと+グラフィックボードが必要(なお、管理人はRX570を買ったばかりなので不要)。

コスト重視パターンは、グラボ無しでも動く構成を選ぶが、グラボの追加は予定しておいた方が良い。今後、GPGPU対応ソフトが増えそうな予感がするから(重いソフトは特に)。

というより、ここ数年でそういう重い作業(ゲーム、画像&動画編集系)以外ではデスクトップPCが完全に不要になる可能性が大きい。ネット閲覧用途なら、もはやPCなどいらない。安いタブレットかN4000あたりを搭載した小型ノートを買うべきだろう。

CPUを検討

全てに影響するため最初に決めたい。

コスト重視パターン

Athlon 200GEをチョイスしたい。

コストを重視する場合、GPU統合モデルは必須。

本来、2コア4スレッド4MBキャッシュ化されたPentium(Coffee Lake)がベストと思う・・・が、インテルの誤算?により供給不足に陥っているため、軒並み在庫が無い。あっても凄まじく高い。

2018年12月中旬現在、Core i3 8100以下の在庫が異様に薄い。 たまにG5400もあるが、9000円程度する。 G4400あたりなら在庫はあるようだが、謎の高価格帯。管理人が2017年1月に購入した時は6200円だったが・・・保守用にしても高すぎる。

ということで、コスパ重視の場合、Athlon 200GEしか現状の選択肢は無い(価格が下がればAM4のAシリーズもアリ)。7000円前後でソコソコのグラフィック性能も期待できて在庫も多いのが魅力。初代i7並の性能はありそうなのでパワーは十分。

現状のインテルのCPUは高すぎだ。2018年の夏くらいまでは、Pentium Gold G5400が7000円くらいだったのに・・・まぁ、代わりにメモリが超高かったが。

ワンクラス上の作業PCパターン

Ryzen 5 2600をチョイス

Core i3の最上位かi5あたりをチョイスしたいところだが、ほとんど在庫が無い。そして異常に高い。Core i3 8100(4コア4スレッド6MBキャッシュ)が、16000~17000円程度で売られている。

一方、AMDは比較的在庫があるようだ。Ryzen 5 1400(4コア8スレッド10MBキャッシュ、グラボ別途必須)が16000円前後。これだとグラボを持ってる人は、絶対にCore i3 8100を買う事は無いだろうな・・・

しかし、Ryzen 5 1400は中途半端感が否めないし在庫も薄い。いっその事、6コア12スレッド19MB キャッシュ (3+16)のRyzen 5 2600を買ってしまうのが良いと思う。

実売24000円程度するけど。Core i5-8400が30000円くらいするので・・・Core i5に3万出すというのはチョットね・・・

なお、共にSocket AM4だから、コスパ重視のAthlon 200GEを買っておいて、値段が下がったらRyzen 5 にアップグレードする。という考えもアリ。まぁどうせ、下がる前に次世代に突入してしまうだろうが・・・

マザーボード

Socket AM4のチップセット(グレード)はいくつかある。AMDサイトを確認し、検討した結果は以下の通り。

→AMDサイトへ

X470

最高を求めるオーバークロッカーやヘビーユーザー向けの最も高度な最新ソケットAM4プラットフォーム・・・

AMDサイトより

これは要らない。

X370

堅牢なプラットフォームを必要とするオーバークロッカーやヘビー ユーザーのために・・・

AMDサイトより

これも要らない。

B450

柔軟性とオーバークロック制御を重視するが、マルチGPU構成で必要とされる最大PCIe®帯域幅は必要ないというパワーユーザーに最適です。・・・

AMDサイトより

オーバークロック制御は重視してない。てかマルチGPUとか絶対に要らない。電源足りないから。

B350

柔軟性とオーバークロック制御を重視するパワーユーザーに最適ですが、マルチGPU構成に必要な最大PCIe帯域幅は必要ありません。

AMDサイトより

オーバークロック制御は無くてもいい。

A320

「単に仕事をする」ためにPCを必要とするプラグ アンド プレイのユーザーには、シンプルで安定した・・・

AMDサイトより

それな。単に仕事するだけな。求めるのは安定です(どっかで聞いたことあるなこのフレーズ・・・)。

X300/A300

最小形状を評価する顧客を満足させるため・・・

AMDサイトより

もはや結論は出た。

・・・ということで、A320で十分。B350なら、なお良し。

チップセットの留意点

検討していて気づいたことが、いくつかある。

PCI EXPRESS GEN3

Ryzenが1×16を、Aシリーズ/Athlonが1×8をもっている。つまり、マザーボード側の対応はどうでもいい。GEN3のx8でも、GEN2のx16相当、双方向約16GByte/secは確保できる。VEGAやRTXの最上位モデルを買わない限り、不足する事にはならないだろう。ただし、Athlon 200GEは速度とIFに制限がかかるマザーがあるので注意(それでもたぶん足りると思う)。

SATA

そんなにポートは要らない。複数台搭載するなら、安売りサーバーでも買って、別途Sambaを構築した方が良い。速度を求めるにしても、A320ですらx4 NVMeに対応してるため問題なし(同じくAthlon 200GEは制限されているマザーが多いようだ)。現状、SATAでも十分だと思うが。

ということで・・・ASRockのAB350M-HDV がいいんじゃないかと。ウルトラ M.2対応でB350だし、SATAの配置が2方向あってヨサげ。実売6500円というのも良い。

UEFI(BIOS)

Athlon 200GEは出たばかりなので、対応していない可能性が高い。CPUが認識せずBIOS画面も出なかったら終了する。ボードRevの確認ができないネット通販で買うと、難易度は高め。

CFD

ASRockマザーボードにおけるAMD Athlon 200GE使用時の映像出力に関するお知らせ

MSI

弊社マザーボードにおける AMD ATHLON 200GE プロセッサ使用時の制約について

など。この辺を確認しながら最適解をチョイス。

メモリ、ストレージ

メモリは

  • Athlon 200GE 2667MHz対応
  • Ryzen 5 2600 2933MHz 対応

共にDDR4。

2933MHz (3000MHz) 対応の8GB(4GBx2)を買いたいところだが、まだ高い。 2667MHz で我慢しておく。

現状では ADATA AD4U2666W4G19 (7000円前後)でいいんじゃなかろうか。ASRockのメモリサポート表にも載ってるし。

SSDは240GBあれば十分。後からどうにでもなる。

まとめ

以上のパーツセットを買うとこうなる。

※価格は2018年12月20日現在。

コスト重視

  • CPU  AMD Athlon 200GE BOX 約7000円
  • マザーボード ASRock AB350M-HDV 約6500円(CFDサイトによれば2018/5/9のP4.80以上必須の予感)
  • メモリ ADATA AD4U2666W4G19 約7000円
  • SSD KLEVV NEO N500 240GB 約4000円

合計 約24500円

ワンランクアップ

  • CPU  AMD Ryzen 5 2600 BOX 約23300円(グラボ追加必須)
  • マザーボード ASRock AB350M-HDV 約6500円(公式によれば、
    2018/3/6 のP4.70以上必須)
  • メモリ ADATA AD4U2666W4G19 約7000円
  • SSD KLEVV NEO N500 240GB 約4000円
  • グラボ MSI Radeon RX 570 ARMOR 8G OC 約21000円(8pin必須)

合計 約61800円

けっこう高い・・・ドスパラの GALLERIA RH5 が約90000円なんだよな (ほぼ同スペックでグラボがGTX1050Tiになったもの+電源、ケース、マウス、キーボード付き、OS抜き )

保証などを考えたら、自作するメリット無いなコレは・・・

まぁ要するに、趣味だ・・・コスト重視パターンで、更にSSD&メモリまで流用しない限り、現状だと自作メリットは薄い模様。



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