2022年10月12日。予定通りRTX4090が発売された。
しかし、ミドルゲーマー層以下眼中ゼロ感が半端ないラインナップと、やる気の無さ出すぎな発言。これが価格下落にストップをかけた感じ。
先月NTTXで出た特価RX6600XTをスルー(買えなかったとも言う)してしまったライトゲーマー的には、一応今月も引き続き頭の隅っこで定期チェックしておいた。個人的なメモ。10月版。
※このブログのマインド(論調)や購入すべきグラボの選定方法などは初回を参照のこと。
Radeon RX570から買い替えるグラボを検討 2022秋
なお最近、FSR2.0対応が来たためRX570 8GBの寿命が1年程度伸びたかもと感じてる(多少設定を妥協すれば十分プレイできるという意味で)。
※ 最終結果 2024年1月 ついに購入へ(またドスパラ値付けに背中を押されたわ)
2024年始 ついにグラボ(RX6650XT)を買う さらばRX570
ここ1か月の状況
素人がキャッチできた範囲で超ざっくり書くと・・・
- 9月21日頃
RTX4000シリーズの発売日と初期ラインナップが決定 - 9月末頃
Ryzen7000シリーズが発売されたものの、くそ微妙じゃね論が噴出 - 10月初旬
Ryzen7000シリーズが微妙すぎて5000シリーズが売れたらしく旧モデルが逆に上げるという謎現象が起きる - 10月12日
RTX4090が発売されるも、ごく一部の人以外何の興味もなさげ(高杉) - 10月中旬
インテルからRaptorLakeが発表。爆熱路線継続で6Ghzをアピール(いらんわそれ) - 10月中旬
RTX4080 12GBがキャンセルされる(最初から意味不明だった) - 10月20日
RaptorLake発売 - 10月21日頃
ドル円相場が150円を超える
爆熱路線に物申したい
端的に言えば各社、電力盛りすぎ。なんだあれ、単体300WのCPUとかGPUとかいらね。だったらLGA2つとか4つにして電力を抑えつつスイートスポットの製品が多連装できるモデルを出してほしい。というかサーバーはそういう売り方をするのだろう。
そのサーバーグレードやバルクの流出品がパーツ屋で買えるってのが、本来自作のメリットだったんじゃないのか? と感じる昨今、どうにも自作サイド(需要)と供給サイドの乖離が更に大きくなったように感じる。
特に簡易水冷。あれメッチャ意味不明(あんなもんホントに売れてるのか?)。元々ヒートパイプは作動液が入っているのだから、虎徹あたりは既に液冷クーラーでしょ。それをなぜわざわざ、故障率が上がる駆動部と部品点数を増やすのか? この流れ、SSDと逆行してるのになぜ誰も突っ込まないのか? 駆動部や配線(配管)が無くなるのが最強! みたいな潮流ではなかったのか?
本当にこの水冷押し、個人的には(昔のガチオタクが跋扈していた秋葉原時代から生きてる自作er的には)全く理解できない。液体窒素などの突き抜けた馬鹿実験感も無く実に中途半端だ(というか、販売サイドが単に儲かるから押してるだけにしか見えない)。
これら要素などから、今のPC自作業界、エンスー層以外から軽く総スカン食らってる・・・というのは言い過ぎだが、そんな感じは否めない。そもそも彼らは本当にエンスーなのか疑問。PersonalComputer系の真のエンスーって、サーバー+Linux寄り思想なはず(と勝手に思ってる、つまり彼らはPCではなくゲームのエンスー説)。
何故ワッパを捨ててまで個体最強の計算力を目指すのか意味不明すぎる。蓮舫議員ではないが、こんなので1位になる必要はない(そもそもPCでスパコン勢を倒せるわけなく、なれない)。更に光らせるのがスーパー理解不能。
あんなヒートシンクとかLEDより素の回路パターンの方が芸術的で機能美溢れて美しいだろうが・・・(とか言う、「PCBの香り(*´Д`)ハァハァ」的な人種にリアル店舗が見限られたからなんだろうなとは思うけど)。
やっぱりZEN4 あれ酷くない?
一方のRyzen7000シリーズ、爆死の予感が漂う。AMDは、やはり盛る会社だなと実感した。購入してないし、購入する気も起きないのでネットのレビュアーと公式スペックを見て判断するしか無いが、「電流盛ってぶん回したら性能上がったで」感がありすぎた。既に減産の噂も流れ始めているが、いや、まぁそうだろうな。と。
このままの状況で行くとRadeon7000シリーズで挽回(資金回収)しようとするも泥沼化する恐れすら出てきたかも。と個人的には感じてる。
円安ドル高の影響があると言えども、さすがにあのマザボ値段(B650で3万)は無い。あれだけマザボが高額だと、既に気軽に買い替える(入れ替える)という選択肢を奪っているのだから、BGAパッケージで半田付けしたオンボード全盛りの小型基盤で出せば良くねとすら思う。したら相性問題一気に解決するし、何の意味があるのか解らない謎の電源フェーズ数アピールも要らないだろう。いや、だったらもうワンチップで全部載せて欲しいとさえ思う(それアップルのM1じゃね)。
このワケの解らない無コスパ(x86系の自作メリット無し)状態が続いたら、M1とかSnapdragon端末で良くね論が出始めるのは時間の問題ではないだろうか、と。むしろAMD寄りでアンチアップル派ぎみの管理人でさえ危惧してる(実際にそういうハード周りを面倒だと感じる人は全部アップルに持ってかれた感がある)。
なんだかZEN4+DDR5って、PEN4+RIMMの時とデジャヴるんだよね。改めて見たら名前も似てるし。
となると、2022-2023ミドル以下層頼みの綱は、インテルRaptorLakeミドル+アルケミスト(とバトルメイジ)なのかなぁ・・・と思う今日この頃(あとは、これだけ高くなるとZhaoxin KX-7000にワンチャン出てきたかも)。
ゲルシンガー動画見た限りでは、RaptorLakeのi5は中下位でもEコア乗ってきそうな予感がした(個人の感想)し、その頃にはLGA1700マザボも下がってくるだろうから、ライトゲーマー的にはグラボより先にRaptorLake買っちゃう気がする。
グラボだけ超強化しても意味無いし。ZEN+からRaptorLakeのi5にしたら10%くらいはフレームレート上がるんじゃね? だったら3‐4万の3050クラスのグラボ買うよりCPUが先だな・・・
と、このような状況になったため、予想以上に下がらないグラボなどスルーする気マンマンだが、一応チェックしてみた。
グラボ実売価格と性能の乖離具合(2022年10月)
本題。買うべきグラボを価格調査した結果の羅列、2022年9月後半ver。3つ目が今月見た値。
※()はグラボの処理パワー目安、RX 570 4Gが100。これはネット上で最近見た相場であり個人的なメモである。
- GTX 1050Ti(70)
19800→変わらず→18900 - Arc A380(85以下)
-→-→29680 - RX 6400(86以下)
14980→変わらず→ほぼ変わらず - GTX 1650G6(88以上)
19800→変わらず→変わらず - RX 6500XT(117以下)
24800→15980→やや上げ18000程度 - GTX 1660 SUPER(148)
26800→25800→24980 - RTX 3050(154以下)
31800→変わらず→29800 - RTX 2060(178以上)
32980→31980→上げ(在庫減った?) - RX 6600(198以下)
36800→29800→上げ33000程度 - RTX 3060(211)
41980→上がってる→変わらず46000程度 - RX 6600XT(237以下)
45800→34980→上げ40000付近~ - RTX 3060Ti(265)
59800→58000→59800 - RX 6700 XT(269以下)
67800→58800→56800 - RTX 3070(310以下)
69800→67800→変わらず
所感
ついにインテルグラボが一般流通し始める。だが高い。あれは無い。下がるまで待ちがデフォ。というより、最新システム(Resizable BAR)と組み合わせないとMAXパワーが出ないらしく、やはりRaptorLakeを組むのが先か。
旧世代グラボは引き続き、くそ余ってる感は出てるものの、予想以上に投げ売りを始める気配が無い。この原因を素人が好き勝手に予測すると以下のとおり。
- 中古流通量が予想以上に少ないため足元見てる
- マイニングブームの時めちゃめちゃ儲けたから無理しなくてよい
- 誰か(n社)が裏で何かをやってる
- ムーアの法則(パワーアップ速度)を通貨インフレが超えた
- がまん大会してる
2を原資に1を統制するため、3をやってる可能性がある。しかしこれは以前も書いたように、上場企業の場合はIRの関係上、裏で価格統制をかけたことが後にバレてしまう可能性が高く、最後に帳尻を合わせなければならないはず(ぶっちぎる方法もあるとは思うが、それは独禁法などがヤバイのではないかなぁ、知らんけど)。
4はガチって意味。需要と供給のバランス点が今の状態で釣り合っている、ということ。アメリカのインフレが10%超えるならあり得る。ゲルシンガー動画(Intel Innovation 2022)で「ムーアの法則は健在ッ!!6GHzだッ!!」みたいにアピッてた点がむしろ逆に気になる。
割とありそうなのは、5の単にがまん大会が行われてる説。特にRX6700XT。某価格比較サイトにある、延べ扱い店舗数は150もあった(記事書いてる時点で)。各社各モデルの在庫が1枚づつとかあり得ないだろうから、少なめに10枚在庫を持ってるとしても、このショップ群だけで在庫は1500枚。100枚なら15000枚ある。発注の最小ロットがいくつかは知らんけど、大手、準大手は1社100くらいは在庫があっても全くおかしくはない。
RTX4000シリーズが出てしまった今、Radeonのハイエンドがこんな数量掃けるのだろうか? と素人目にも感じる。9月までの下落時点でミドルハイ層はけっこう買ってしまった感があるし(というかそんなに居ないでしょうこの層、日本にRX6700XTクラスを5万で欲しいって人が10万人とか居るの? 居たら、もっとゲーム売れてると思うんだよね・・・いやほんと、個人の体感による予想なんだけど、RX6750XTも同じくらいの在庫ボリュームあるんだろうし)。
まぁこの辺の兼ね合いもあってNvidiaは4070を頑なに出したくないのだろうという予測は容易にできるのだが・・・そのあたりの裏駆け引きのせいでEVGAと揉めたのではないかと勘ぐってしまう(4090だろうが4060だろうが部品点数はたいして変わらないから、台数が売れるものを作らないと製造工程では儲からないのだろうな、と予想)。
ここまで来ると、今年のチャンスはもう年末セール(ブラックフライデー)だけか。仮にがまん大会が行われている説だったとして、2022年内に売上を作らないと税金の関係上マズイショップ(と転売ヤー)が大放出するストーリーはあり得るかもと、感じ(期待)てる。
ただ、ドル円が150円を突破したから・・・ここで下落しなきゃ最悪もうウクライナ終戦までRX570を延命かな・・・とも最近感じている(前述のとおり、FSRで2023は乗り切れそう)。
あとはRadeon RX 7000・・・には、もはや期待をしていないから、2023年の1Qあたりまでにインテル対抗(非ゲーム需要)でRTX4060が出るって話になった時の3050あたりが狙い目か(個人的な目安値は20000円+α)。
でも対インテル用には、ミドルローあたりでリネーム商法ぶっこんで来る予感がしてるんだよね、中身が劣化3060の4050とか・・・劣化3050の4030とか・・・「ADAの4060と4070は当分出ません」4080をお買い上げください。
みたいなストーリー、ありそうでヤダな。