2021夏 動画視聴~廃ゲーマーまで目的別にグラボの選び方を考えてみたけど、今買うのってPC情弱とハイエンド層しか居なくね?

2021年夏、やっと下落しはじめたグラボ(グラフィックボード、GPU)。

過去記事

グラボが高すぎる今 下がった時に狙うモデルを考えとく

そろそろ買うタイミングを具体的に考えたい。

ということで、ライトゲーマーの視点からどのグラボを選ぶべきか? 買う時期はいつか? その時の許容価格はどんなもんか。考えてみた。

・・・のだが、結論から言えば今回の世代は基本買わなくてOKじゃない?

という話。

※2022年3月7日 リンク先を更新

適正モデル、価格は人により異なる

GPU(グラフィック機能)は、無いと困るものだが高スペックが必要かといえば、ほとんどの人は必要ない

特に後付(いわゆるグラボ)は原則要らない。したら、人はなぜグラボを買うのか?

ライトゲーマー視点にて、想定されるケースごとに考察するとオススメのグラボと買い時は・・・こうなる。

1 画面が映れば良い派(事務作業~動画視聴用)

日常(WEBサイト、PDF、漫画、動画の視聴)や事務作業(ワード、エクセル、経理、デイトレなど)に使う。

最も負荷がかかるのは動画の視聴、的なスタイル。

しかしそもそも論として、動画やネット閲覧にデスクトップPCなど必要か? いや、完全に不要では?

という感じになってしまった2021年、結論から言えばこの層に、グラボなど必要無い

と、個人的には思っているのだが、動画ジャンルには独自の世界感を強引に展開してくる謎オタクが多い(正確にはオタクでは無くオタク風味)。

テレビが大好きなくせにRGBWの謎な4Kで満足してしまったり、フルHDをアップコンバートした映像とネイティブ4K映像の区別もできてなかったりと・・・マジで何言ってるのか解らないケースがまま有る(つまりこの層には情弱が多い)。

もちろんそうじゃない本物のオタクも居るが・・・経験上この層でグラボを欲してる人の大半は、浅めのアニオタ率が異様に高い(あくまで個人の経験上である)。4Kすごいすごい言ってくるけど、4K制作のアニメ作品など未だにほぼ無いというオチが待っている。

まぁ、管理人はアニオタではなく、身内に業界人が居る程度なので詳しくは知らんけど、さっきamazon でアニメ+4K UHD の条件で検索したら 55件しか出なかったのは事実

購買対象モデル

無い。

グラボ買う必要無し。強いて言えばNVIDIA Quadro。

事務作業のマルチモニタ狙う時のみ、Quadroの最安クラス(又は実質後継のTシリーズ)あたりが狙い目か。

しかし、情弱なので騙されて(本来不要、又は低スペックすぎなPCを買ってから付いてないのを知って)GT710やらのスーパーウルトラ低スペックボードを買ってしまう模様。ネットのレビュー等を見ると、何言ってるのか意味不明な人多し。

例えば、「設定のせいかも」と時間を浪費したりしてる。もはや設定など必要無い(というか無駄な)んだが・・・

GT710は映像出力自体が無いマシンの検証用で延命用ですら無い

ハッキリ言って買うだけ無駄。内蔵タイプGPUが数年前にRyzen出たあたりからスペック爆上がりしたし、Iris Xeも出たため、もはやPCごと買ったほうが良い。

2021年現在、超最低位の内蔵GPUでもフルHDフルカラー60フレームは確実に対応してる。

ゲーマーの意見に惑わされるな

本来この層の人々が必要としているのはパワーではなく、

マルチモニターか、動画再生支援機能などの付加機能

なのだが、パワー重視のゲーマーのレビューしか世の中にはほぼ無いので、「安Quadroや省電力系の内蔵GPUで良くね?」 的な発想に辿り着かない人が一定数居るのではないかと、管理人は感じている。

なおマルチモニターは、

2012年の Core i5-3470(インテル公式情報を参照)のHD 2500の段階で3つまで対応しており、気にしなくて良い。検討すべきはグラボ云々ではなく出力端子である、だから安Quadro(Tシリーズ)。

なお、動画再生支援機能については、Fluid Motionは廃止されたようなので、デコード機能がメインになる。この搭載状況は以下のとおり。

近年の動画再生支援機能と搭載開始モデル
  • VP9デコード
    インテルはSkylakeあたり、AMDはVegaあたりNvidiaはMaxwellあたりから対応してるようだが、ドライバとOSの関係があり、実質この次世代以降からだと思うのが無難。
  • AV1デコード
    インテルはIris Xeシリーズ、AMDはRX6000シリーズ、NvidiaはRTX3000シリーズから対応させると言っていた・・・が、まだ出始めのため、今後の動向は不透明(SISVEL の出方次第で方向性また変わるんじゃね? しらんけど)。

参考インテルQSV
https://en.wikipedia.org/wiki/Intel_Quick_Sync_Video

※世代の参考(概要)

  • 動画圧縮
    MPEG-2→H264→H265→VP9→AV1
  • インテル
    SandyBridge→Haswell→Skylake→(Iris Xe)→AlderLake→(ARC仮)
  • AMD
    TeraScale1-3→GCN1-5(5がVega)→RDNA1-2(2がRX6000)
  • NVIDIA
    Fermi→Kepler→Maxwell→Pascal→Turing→Ampere(RTX3000)

・・・という感じだが、近年CPUのコアが大量に増えたためどうでも良くなった感アリ。ラジオや音楽を聞きながらならまだしも、動画を見ながら作業する事は無いからである。

他方のエンコードは、リアルタイム性を求めなければ、設定が詰められるソフトが勝つ(と良く聞く)。グラボは基本要らない。まぁ、これもマニアじゃないので知らんけどあれは趣味だから。

趣味には速度ではなく設定の柔軟性が重要なのは容易に理解できる(逆にそうじゃない人は理解できぬ、何がしたいのか解らん←情弱で騙されてるんじゃないの説の所以)。

買い時の価格

無し。というか、買わなくて良い。

強いて言えば、買いたい時が買い時だが、勢いで買うと煽り文句に騙される。どうしても欲しいならば、個人的にはNVIDIA T600か(ただし一般向けでは無いので注意)。

Professionalエントリーグラボ
現在の状況

2 ゲームが動けば良い派(ライトゲーマー)

ゲームするスタイル(メインではない)。

でもグラボは必須。

PCゲームの特性として、設定を変更すれば(落とせば)かなり重量級のゲームでも遊ぶ事はできるというメリットがある。しかし、専用GDDRメモリ(グラボ)と共有DDRメモリ(内蔵GPU)には超えられない壁がある。

内蔵GPUを使うと、容量が食われ帯域もショボいので、実はお得感も無い(その分メモリ余分に買わなきゃイカンので)。

内蔵GPUというものは、ブラウザゲーム+α(目安10年前のゲーム)までだと管理人は思っている。

具体的タイトルを挙げれば、バイオハザード5あたりで限界かなと。6はやや厳しい(なお、歴代最強クラスのクソゲー。アホみたいに投げ売りされてた。発売半年後くらいにグローバルのパケを9ドルくらいで買った記憶)

購買対象モデル

ワッパ重視の補助電源不要タイプ。2021年夏現在、GTX1650しかオススメできるグラボは無い。

GTX1650 現在の状況

補助電源タイプは買わない(ってはいけない)。理由は電源ユニットのコストアップ以上に、熱対策にコストがかかるから。「そこまでしてゲームをやるなら、PSなどの据置機を買った方が良いよな」という派閥。

しかしこの業界の進化スピードは半端無いので・・・1650があれば2017年以前のメジャーなゲームは、ほぼ全て動く(シミュレーター系の特殊なヤツ除く)。

参考までに2017年発売のバイオハザード7は

グラフィックメモリー:
(必須)2048MB
(推奨)4096MB

グラフィックカード:
(必須)NVIDIA GeForce GTX 760 or AMD Radeon R7 260x
(推奨)NVIDIA GeForce GTX 1060

となっている。必須に挙がってるGTX 760は、GTX 1650どころか、GTX 1050Tiよりショボい。そして推奨のGTX 1060はGTX 1650の1.2倍くらい速い。

要するに、このクラスのゲームならGTX 1650があれば最高画質一歩手前で動く(CPUにもよるが)、RE2、RE3も普通に動く(推奨スペックを見る限りでは)。

それより重要なのはメモリ容量。他のゲームもそうだが、必須条件以下の場合、起動しない。

しかしそこは諦めも肝心だ。次世代まで待てば良いのだ。この思考がライトゲーマーである。

買い時の価格

現状のモデル展開の中では無い。

Ampere(2021年時点の最新)の補助電源不要モデルが出るまで待ちがデフォ。

この理由は、この層が一応ゲームする人であり、節目節目でグラボを買い換えているからだ。

前回の節目は2019年末ころ~2020年に確実にあった。GTX 1650(G5)は15000円程度まで下落し、増税還元祭りもやっていたため、タイミングによってはもっと安く買えた。

750Tiユーザーは、この時点でさすがに買い替えてる。1050Tiユーザーでさえ、大多数が買い替えた。

だから今のゲーマーは皆、このクラスは最低でも持っているのだ。次世代の補助電源不要モデルが出るまで買い時は訪れない。

あのタイミングで、あれだけ投げ売りされまくっていたRADEONも、補助電源不要モデル最強論が湧きまくっていた1650も、どちらも買わなかった人は「PCゲーマー」ではない。ライト層ですら無い。

単なる情弱である。

知り合いの、PC興味皆無だが一応ゲームはやるオッサンでさえも、投げ売りのRADEONを買っていたほどだ。

つまりこの層で今買うのは、運悪くグラボが壊れてしまった人のみ。

3 ゲームが動かないとダメ派(ガチゲーマー)

ゲーム専用PCを所有しているスタイル(主目的がゲーム)。

グラボは必須。内蔵GPUとか有るだけ無駄。CPUはGPU無しモデルがデフォ。

グラボは自分が所有している表示機材の最強設定に合わせて買う。まぁ、イマドキ最低でも高リフレッシュレートのモニターは持ってる。

また、Zレーティング以上の無規制世界基準バージョンじゃなきゃイヤな傾向があり、ゲームはPC版しか買わない。

おま国やらおま値などと言い、度々キレる人たち。

購買対象モデル

この層は幅が広いが、2021年の今買うならRTX 3070かRX 6800 以上は欲しい。

RTX3070Ti 現在の状況

ガチハイエンド層は3060では確実に足りない。レイトレの事を考えると選択肢には入らないとよく聞く(管理人はガチゲーマーでは無いので知らんけど)。

まぁ少なくても、やりたいゲームがヌルサクで動かなければならないのは確かだ。

参考までに2021年発売のバイオハザードヴィレッジは

【必須環境】グラフィック: AMD Radeon RX 560 with 4GB VRAM / NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti with 4GB VRAM

【推奨環境(レイトレーシングなし)】グラフィック: AMD Radeon RX 5700 / NVIDIA GeForce GTX 1070

【推奨環境(レイトレーシングあり)】グラフィック: AMD Radeon RX 6700 XT(4K/45fps) / AMD Radeon RX 6800(4K/45fps) / AMD Radeon RX 6900 XT(4K/60fps) / NVIDIA GeForce RTX 2070(4K/45fps) / NVIDIA GeForce RTX 3070(4K/60fps)

先程の「ゲームが動けば良い派」のPC、GTX1650では「解像度とレートを落とせば起動できる」というレベル。

買い時の価格

今所有しているグラボ購入時の価格性能比を上回った時。又は、次世代(RTX40シリーズ)が出た時。

この層は、比較的今回のグラボ高騰の影響を食らっているはず。

特にGTX1060 3GB を延命して使ってたライト寄りの層がモロに食らってるのではないか。

最近、4GB無いと起動できないから。

「2018~19年くらいまでなら3GBあれば大半は起動できたから・・・1650S買っても意味ねーしなー、1660も体感差そんなに出ないだろうなー・・・2060もなんだかパッとしねーなー・・・3060出たら買うかー」

などと思っていたら高騰してしまい・・・「クッソ! 1660S買っとくんだったッ、俺のアホ!」みたいな人が一番食らってるような印象。まぁ、そんなに居ないと思うが・・・

その上の層は、1660Sや、RTXの初期モデルを高騰前にキッチリ買っていたため、高値のRTX30シリーズを買っても旧モデルを中古で処分すれば、トータルではソコソコの価格で収まってる・・・のでは無いかな。と。

要するに、この層の大部分も、今あえて買う必要性は無いのであった。

既にそれなりのグラボを持っているからである。

4 利益が出ないとダメ派(クリエイター)

仕事で使ってる。ゲームや建築物や工業製品を作ってる人たち。

最強グラボを買わないと仕事にならないので、高くても買う。というより、価格など関係ない。重要なのは保証。

利益の出し方がマイナーとは違うため、ワッパなど関係なし。

購買対象モデル

現時点の最強モデル(RTX3090よりむしろQuadro RTX 6000か)

お値段最強

Quadro RTX 現在の状況

しかし彼らは、保証を重点に置くスタイルのため代理店やショップと直取引している。

グラボ高騰など関係ない。元から価格をあまり気にしないので・・・100%経費だし。保証料乗ってて高いし(なお、Quadro RTX 6000のMSRPは4000ドルなので、たとえ50~60万円であっても適正価格の範囲)。

てかむしろコロナで巣ごもりテレワーク需要の恩恵を受けてる可能性すらある。

買い時の価格

無い。

クライアントの要求するスペックに足りなくなったら随時、最強モデルを投入する・・・はず。

いやだって、じゃなきゃ仕事にならんし・・・

まとめ

  1. 画面が映れば良い派(事務作業用)
    買い時無し(不要)
  2. ゲームが動けば良い派(ライトゲーマー)
    今の世代無し(対象モデルが無い)
  3. ゲームが動かないとダメ派(ガチゲーマー)
    今の世代無し(既に買った)
  4. 利益が出ないとダメ派(クリエイター)
    随時買う(ただし一般小売市場からは買わない)

誰が買うのか?

上記の事から、ゲーマーは今の世代のグラボは買う理由が特に無い説が浮上。

では誰が買うのか? さきほどの考察から・・・

  • 2019年頃のパーツ値下がり祭りをキャッチできなかった情弱(組むの遅いんだよ、残念だけどいわゆる養分てヤツね・・・)
  • ニワカ自作er(なぜBTO買わないのか、というか今なのか←同上)
  • グラボが故障した人(しかたない←足元見られる)
  • 価格など関係ないウルトラハイエンド嗜好の人(←上顧客なので、ほぼ直売)
  • クリエイティブな業務利用(←上顧客、完全直売)

したら・・・うん、まぁこれは当分価格は下がらんね。この人ら全員、高くても買うから。

やはり、RTX40シリーズが発表されるか、されないか、みたいな空気感になってくる2021年末あたりまで、ゲーマーは待ちスタイルがデフォで良いのではないか。

今持ってるグラボ購入時の価格据置で性能2倍になるとか、買ったゲームが動かない。という状況にならない限り、購買行動には至らない。って流れが、ゲーマー的にはトレンドではないかねぇ・・・

「最新ゲームでも一応プレイはできる」レベルのグラボを既にほぼ持ってるはずの、ライト~ミドル層のゲーマーが、この価格であえて買い換えるとは思えないし・・・

ぶっちゃけゲームは、動くのが最重要なわけで。

画質は上を見たらキリが無い・・・

というか旧世代のゲーム、大量にクリアしてないヤツあるでしょ。それらをやってればよくない?

ちなみに今、CONTROLやってるけど、レイトレしなければRADEON RX570 8Gで余裕だ。

この、あくまでライトゲーマーである管理人の感覚で相場感を述べれば、RTX3060が20000円なら買う。25000円なら悩むが、30000円なら買わない。8月20日現在の最安値59000円は、まだ論外レベル、あり得ない。

その金で他のゲーム買った方が良い。


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