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くそ高すぎるグラボ 日米欧の現状価格と在庫をチェックしてみた

以前の素人予測のとおり、BTCのレートはある程度下がった。しかしグラボは下がらない。

2021年6月。海外の現状はどうなっているのか? 素人なりに調査してみた。

Nvidia的には半導体不足は関係ない

と・・・ジェンスンファン氏(Nvidaトップ)が記者のインタビューに答えた。という記事が、某日本語ニュースサイトに書いてあった(しかし、本件の英語ソースは見つからなかったため信憑性不明)。

この話が正しいとすれば、グラボの価格が高騰している主原因はマイニングで確定。そしてこの領域(マイニングファームビジネス)は、Nvidiaのコントロール外にある。ということも推定できる。

Nvidiaってどこまで影響力あんの?

あくまで素人目線でしかないが、グラボの供給ルートはおおまかに以下のようになっている。

半導体原料(信越化学等)>半導体設備装置設計製造(AMAT等)>回路設計(Nvidia)>半導体製造(サムスン、TSMC等)>グラボ製造(MSI、Palit、EVGA等)>輸入販売代理店(アスク、サードウェーブ等)>販売店(Amazon等多数)>消費者

このときNvidiaは少なくとも前後(太字の設備と製造)の業界とはガッチリタッグを組んでいるはず(連携しないとビジネスとして成り立たない)。

Nvidiaがこれら業界に、どれだけの権利を行使できるのかは不明。しかしゼロではないのは確か、いやむしろかなりデカイだろう(少なくともトヨタより強い)。

したら、ある程度の価格と在庫のコントロールは可能。そして上流側はともかく下流側ならば、更にもう1段階まで介入は容易い(特にEVGA)。

すなわち、先ほどのコメント(だか翻案)が本当だとして、素人なりに深読みすれば、高騰の(アンコントローラブルになった)原因は代理店より下の領域にある。

確かに実際、NvidiaのMSRP(北米の希望小売価格的なもの)は全く上昇していない。上昇しているのは販売時であり、末端の値付け段階。

需給バランスにゲーマーが入ってない

自由経済圏の価格は需要と供給で決まるため、前述の推定が正しければ、今回のグラボの高騰原因の構図は・・・

  • 根本原因(需要)→マイニングファーム
  • 主原因(供給)→小売店(転売ヤー含む)

になってる。

そして、この段階のプレーヤーにはNvidiaも、ゲーマーも、BTOメーカーですらも入っていない。

しかしだからといって、末端の小売業界は意志があって価格吊り上げをしてるわけでもなく・・・儲けが出るから上げるしかないわけで(上げないとどうせ転売ヤーの餌食になるしー・・・的な)、自由経済圏の弊害がモロ出てるだけ。

だから端的に、「アスクが悪い」とか、そういう結論に達するのは阿呆すぎるのでやめた方が良いし、なんだかその論法、叩きやすいところをピンポイントで批判だけして自己満足してるどっかの国の野党みたいで、くだらねぇよなー・・・

素人でもできる事くらいは、せめて自分で調査しておかねぇとイカンなぁ。

ということで、海外の状況が今どうなっているのか。

軽く調べてみた。

狙ってる(調査した)モデル

末端業者(から買い占める転売ヤー)がどんだけボッてるのか。

各モデルの販売状況を調査しよう・・・と思ったが多すぎた。調査対象は個人的に注目してるモデル、4種に絞ろう。

その前に、最近の流れ(管理人の認識)を素人なりに軽くまとめておく。

最近のNvidiaグラボのおおまかな流れ

Pascal(2016)→Turing(2018)→Ampere(2020)の順に世代が進んでいる。

数年前(Pascal)までは、CUDAコア数と性能が何となく比例してた感があった。しかし、RTXシリーズあたりからはTensorコアとRTコアが追加された上に、メモリの帯域と容量が巨大化しており、使うアプリのチューニング次第な雰囲気が強まって来ている(ような記述を良く見る)。

調査対象モデル

上記の流れを元に選定した、ライト~ミドル層の中で特に注目しているモデルは以下の通り。

GTX 1050 Ti

MSRP 139ドル。Pascal世代。補助電源不要クラスのトップに数年間君臨していたため、流通枚数はかなり多いはず。

しかしスペックは今更感がありすぎる。おそらく真っ先に価格が崩れだすと予想。

このグラボ、マイPCに投入しようと狙っていたが、気づいた時には前回(もはや前々回か?)の仮想通貨バブルで買い時を逃し、崩壊後投げ売りされていたRADEON派になった・・・が、やはりGeforceが欲しい(爆熱爆音すぎ。けど爆安なのにアサクリオデッセイがバンドルされてたので許す)。

GTX 1650(G6)

MSRP 149ドル。Turing世代。GDDR6仕様は、補助電源不要クラスでは現行最強(電源必要版もある)

というか、今買うなら最低クラス。これ以下のモデルを買う意味など今更無い。

超ライト層の補助電源コネクタ無し仕様の準ビジネスマシンにも挿せる(LP仕様もある)ため、流通枚数はかなり多いと予想されるが、次世代(Ampere)の補助電源不要モデルが出て、かつ安価に供給されない限り、大幅な値崩れはしないと予想。

RTX 2060

MSRP 349ドル。Turing世代。TensorコアとRTコアのスペックが中途半端なため、立ち位置が微妙。

ライト層が買うわけ無く、ベビー層はもっと買うわけない・・・にも関わらず時限的な要因にて2021年初頭に増産した(TU106版の1650作るためか?)ため、流通枚数が多いと思われる。

RTX 3060

MSRP 329ドル。Ampere世代。CUDAコア数が激増。3524コア搭載という2世代前の最上位クラス並(GTX 1050 Tiの3倍強)だが、イマイチゲーム性能は振るわない模様(ただし2K解像度以上)。

搭載メモリも12GBになり、6GBのRTX 2060以下は完全にゴミ化すると思われたが・・・発売直後から品薄状態になり現在に至る。

おそらく今年度中には崩れないと予想してるが、RTX30XXシリーズが適正価格になるだけで、GTX16XXシリーズは確実に駆逐される予感しかない。

というか、Nvidiaはそうしたいのだと思う。普及しないとTensorコアとRTコアの戦略が死ぬから。

※なお管理人は、ハイエンドグラボを複数持ってるYoutuberとかに比べたらクソザコであり、ミドルクラスグラボで十分満足できるその辺の一般人である。あくまでネットを徘徊した情報を寄せ集めて考察したらこんな感じなんじゃね? 的な見解であり、業界人でも何でもないため詳しくは知らん。詳細は公式の英語サイト等で確認していただきたい(その方が速くて正確)。

まーとにかく、RTX30XXシリーズの値付感(本来の)がすごすぎた。このスペック、そりゃみんな欲しいわな・・・適正価格なら

実はグラボの在庫薄と値段高騰が最もマイルドなのは、日本な疑惑

前置きが長くなったが、日米欧(JP、USA、UK)3カ国のアマゾンを調査した結果は以下の通り。

GPUボード型番USA
売価
JP
売価
UK
売価
GTX 1050 TiGTX 1050 Ti 4GT LP376
USD AS
30556
JPY SBA
265
GBP AS
GTX 1650
(G6)
ZT-T16520H-10L438
USD FBA
36500
JPY FBA
-(PALITのが250GBP前後)
RTX 2060DUAL-RTX2060-6G-EVO829
USD AS
70790
JPY AS
495
GBP AS
RTX 3060ZT-A30600E-10M999
USD AS
82000
JPY AS
-(PALITのが760GBP前後)

※2021年6月20日調査時点の価格、比較的在庫があったモデルを選定

注意事項

  • SBA
    Sold by Amazon アマゾン販売、発送
  • FBA
    Fulfillment by Amazon セラー販売、アマゾン発送
  • AS
    Amazon Seller セラー販売、発送(果たしてこの形態を「アマゾンで買う」と呼ぶのか?)

為替レート(2021年6月20日)

  • 1USD=約110JPY
  • 1GBP=約152JPY

課税関連

  • 日本の価格には消費税10%が乗っている
  • UKの価格にはVAT20%が乗っているはず
  • USAの価格には税金が乗っていない模様(州により異なるため変動すると米アマゾンの公式サイトには書いてある、しかもSBA、FBA、ASで扱いが異なる・・・らしい)。

USAのセラーの値付けがエグい

さすが自由の国。値付けは自由なのだ。もちろんボるのも自由だ。

「なにぃー高いだとぅ? お子様は帰ってママのXXでもしゃぶってろ貧乏フ◯ック野郎」

みたいなノリを感じる。すさまじい偏見に満ちあふれているが実際、日本以上にボリまくってるセラーが多い。明らかに、日本を含むアジア市場から仕入れてるだろ感しかないセラーもある。

とてもマトモな業者とは思えない所業。こんなのから買うヤツいるのか?

てか、だから日本サイトにSBA(アマゾン販売、発送)がほとんど無いのだろうな。客から注文後に日本アマゾンで購入直送するタイプの転売ヤーが横行したorしてるのでは?

日本価格が基準に転売されてね?

例えば、GTX 1050 Ti 4GT LP。ロープロファイルのボード。

  • 376 USD AS
  • 30556 JPY SBA
  • 265 GBP AS

税抜後の日本円換算価格は

  • 41360
  • 27500
  • 32224

になる。米国の通関時手数料、関税、消費税等がどうなってるのか知らんけど10%以上いくはず。

今はコロナのせいで航空便が値上げしてるから、その分を多めに加算して25%程度だとすれば、日本から空輸して税金を支払う時点で34375円。

利益やアマゾン手数料をのっけたら40000チョイくらいに価格設定する感じが、実にしっくりくる・・・

・・・スーパーハイリスク・ローリターンだけど、こういう情報商材ありそうだわー・・・

クソだわーその商材。

まとめ

台中韓で製造されたボードが、どういう経路で輸送されてるのかは知らんけど、日本は直送、又は遠回りしてもせいぜい仁川か上海経由だろう。

米国はその枝ルートの先にあるのかもしれない(欧州はインドあたり経由か?)。まぁ少なくとも日本より流通コストが高いのは間違いない。遥かに遠いし。

実は、世界的に見て一番グラボを安く買えるのは日本を含む東アジアなのではなかろうか・・・したら、米国アマゾンのAS(という名の転売ヤー)が駆逐された時が下落のシグナルなのかもしれない。

米国の在庫とセラーを見てみたら、そんな気がした(個人の感想)。

しばらく定期的にチェックしてみたいと思う。



「くそ高すぎるグラボ 日米欧の現状価格と在庫をチェックしてみた」への2件のフィードバック

  1. 中国の規制でマイニング需要はかなり落ちてきている。マイニング需要が増えるかどうかは電気代とのコスト比較にもよるが〈中国規制でマイニング業者減る→競争率下がる→電気代より安ければ各国の発電所が新たに参入)イーロンマスクの不要意な発言と異常すぎる北極海の高温が電気コストの上昇とBTCの価格下落を招いてもいる。

    ではなぜグラボが今でも品薄なのか。コロナでの流通網寸断もある。だが中米の対立が一番影響がでかい。〈グラボメーカーの大半が中国企業)

    以下削除
    ※管理者より 申し訳ありませんが、まとめサイトではございませんので、リンク等は削除しました。ご自身のブログで掲載していいただくようお願いいたします。

    1. ???
      いまいち、この記事に対するコメントでは無いと思われますが・・・一点だけ

      グラボの品薄は7月に入ったあたりから既に解消に向かっており、価格も鈍いですが下がってきています。既にRTX3000シリーズは一通り買えます。

      またこれらの原因は、米中対立ではなくマネロンではないかと考えてます。その線で今、次の記事を書いていますが公表するかは解りません。

      なおリンク先は全て既読であり、特に重要な事は書いていなかったかなと(gigagineの信用度は強いて例えれば、ラジオ日経マーケットプレイスのがマシかも程度なので。個人の感想)。

      重ねて記載しますが、ご自身の見解や調査結果はココではなく、自身のブログ等で発表してください。

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