アンリアルエンジンをイジって解った件 導入編 -言うほどEasyじゃない-

エピックゲームスが作ってるリアルタイム3D制作プラットフォーム、Unreal Engine(アンリアルエンジン)。

EPICランチャーでゲームを起動するたびに、下や脇に出てるアレだ。基本無料で儲かったら課金。というライセンスで提供されてるヤツだ。

最近(2022年に)最新の5が出て気になっていた。そして今後はプログラミングがネイティブ知識になる世代が増えて、ゲームは本格的に作って遊ぶ時代に突入するんだろうなぁ、と個人的に感じてる昨今。

ということで、特に目的は無いが遊び感覚で使ってみた記録。しかし、ネット上では皆さん「簡単」に「ゲーム作れる」って言うけど・・・

そんなわけねぇだろ!!

というのが一発目の感想。

ド素人(自称)視点にてアンリアルエンジンのどこが「難解なのか」と「その説明」と「解決方法」というか、用語集のようなもの・・・いや、個人的なメモ。かな。

導入時難解ポイント1
Unreal Engineが何なのかわからん

まず最初からこれ。

ネットを見てると、Unreal Engine(略すとUE、以下同じ)は「ゲームエンジン」である。みたいな記述が多い。

しかしその説明では、IT革命(概ねwin95)以降のスキルが無い前時代人間(や初学者)にはサッパリ解らないだろう。

ゲームエンジンて何だよ

的な根本的な疑問になるから。そしてその解(ゲームエンジンとは)をググっても「UnityとかUEのこと」みたいな説明される。無限ループである。

更に読むと、別途3Ðモデリングソフトが必要とか書いてある(MAYA、3DSMAX、 Blender 等)。もうわけわからん事必至。

幸いにも当サイトの管理人はwindows95が出た以降の世界に生きてて、CADの知識も若干あるため問題ないが、それ以前の「紙」世代や完全なる素人にこの説明は本気できついと思う(例えばバブル世代、概ね50代以上。まじ知らんけど、80まで生きるとして、前々時代のスキルしかない彼らは本当にあと30年、どうするのだろうか)。

まぁでも小学生レベル以上に日本語が読めるならば、少なくともこの語が「ゲーム」+「エンジン」。の連結であることは解る。

しかしここで最大の罠、「エンジン」という語が解らない(昭和人には「ゲーム」も解ってるか怪しい)。

日本語でエンジンと言えば、ほぼ100%の確率で「自動車のエンジン」の事を指すから。

実際にグーグル翻訳に「Engine」を入れても「エンジン」としか出ない。

画像検索にも自動車のエンジンが出る。昭和人間&超初心者は何やってもここで詰んでしまう。

つまり、これどういう事かと言うと・・・

もう日本語とか使えない

件を意味する。

英語の語感が解ってないと根本からして無理なのである・・・としたら、話がここで終わってしまうので・・・

本件、完全に個人の主観でしかないが一応補足というか解決策を書くと・・・

考えるな、感じろ。そして慣れろ。

これしかないんだろうな、と(やれば解るけど、スケルタルとかインスタンスとかレイヤーとか日本語化無理)。

エンジンについて強いて言及すれば、ネイティブ米国人が使う「Engine」という語感は、一部の昭和系日本人が好んで使う「ガソリン」という語感に近い(何かを動かす原動力的な意味で使うジジイが居るでしょ?)。

幸い2000年前後以降に成人した「PCがネイティブに使える」世代であれば、業務で各種ソフトウェアを使い倒しているうちに「エンジン」はそういうもの(米国ネイティブが使ってる語感)だと、体感で解っている・・・はず。

従って、このレベルに達していない人は基礎的なソフトウェアを使い倒すことから初めるしかない。

いきなりアンリアルエンジンは無謀。例えれば、運転免許を持ってないのに自動車を買うようなものだろうか。

実際に公式もバッサリ切り捨てている(ビジネスの対象外で眼中に無いのだろう)。

けっこう探したけど、この知識レベルを対象とした公式チュートリアルは見つからなかった。

「できるWindows」

amazon

みたいな書籍の内容どころか、画像処理系アプリを一通り理解しているのが当たり前、的な前提で話が進む。

導入時難解ポイント2
利用開始までのハードルが実は高い

公式を見れば、導入方法が丁寧に書かれている。そして簡単に出来ますッって連呼してる(easy,easy言う)。

https://www.unrealengine.com/ja/

・・・のだが前述のとおり、最低限win95以降の世界に生きてる者。という前提条件がつく。

しかし実際は、そのレベルの知識(ネットでダウンロードしたファイルをフォルダを使ってファイル管理できるとか)では、利用開始までのハードルが割とクソ高いのではないか。

導入した際、ブチ当たった問題点を書いてみよう。

ダウンロードボタンがわからん

解決策→けっこう下にある(そして階層深い)

最近ハヤリ?だか何だか知らんけど、フォントが無駄にデカくて縦にくそ長い公式サイトが見にくい。ワザと探索させるような構造になってる(たぶん直帰とボット防止対策だと思われる)。

2022年現在のサイト構造では、上から順に読んでいって・・・85%くらいスクロールしたところにダウンロードへのリンクがあった。

そしてこれまた最近のハヤリ、ランチャーをダウンロードする方式でアカウントが必須。という数段階のプロセスを経てインストールする方式(サブスクSNS時代以降のスキルが必要)。

しかしダウンロードしたところで・・・

マシンの要求仕様が地味に高い問題

サイト85%あたりにあるダウンロードボタンを押して、画面を切り替えると推奨環境が出てくる。

抜粋すると、こう書かれている。

Windows 10 64-bit、Quad-core Intel または AMD、2.5 GHz またはそれ以上のプロセッサ、8 GB RAM

macOS Big Sur、Quad-core Intel 、2.5 GHz またはそれ以上のプロセッサ、8 GB RAM

Linux Ubuntu 18.04、Quad-core Intel または AMD、2.5 GHz またはそれ以上のプロセッサ、32 GB RAM

このソフトウェアは開発環境だから当たり前だが、けっこう高い(Blenderより高い)。しかも実にアバウト。

コレを見て、Ubuntu でBlenderとUE入れたら完全無料で開発環境が構築できるじゃん!

・・・とか思うのは、我々のようなPC自作erだけだ。「Quad-core Intel」の具体的型番が書かれていないのが特に厳しい。

先程の「できるWindowsマスター」レベルで明確に選択できるかは疑問。というか、たぶん無理だ。

ハードウェアの知識はソフトウェア(というよりWindows)とは別なのだ。

PC自作歴25年以上の管理人が本件を深読みすると・・・2.5 GHz/8 GB RAMな事から、4コアであってもCore2QuadやAtom x5-Z8350などは含まれていなく、AMDはRyzen以降必須だろうな(Bulldozer時代は微妙だったから)。という判定になる。

そしてなぜか公式に書いていないが、ストレージの要求スペックもかなり高い。UEを少しいじくった段階の、あくまで個人的な見解として追加すべきアイテムが確実にある。

  • 512GB以上のSSD(OSとUE起動用)
  • 2TB以上のHDD(プロジェクト保存用)
  • 高速インターネット回線(アセットDL用)
  • FHD以上のディスプレイ2枚
  • 上記解像度で3D駆動できるグラボ(VRAM 2GB以上)
  • 左手デバイス(キーボード)

タブレット型(一体)の動画視聴マシンや、Windowsの事務マシンでこのスペックに達してる事はまず無い。ノートPCも厳しい(ゲーミングノートしか選択肢ない)。

端的に言えば、ライトゲーマークラスのマシンが必要(まぁ、ゲームエンジンだから当たり前なんだけど)。

参考
当ブログを書いてるマシン構成と2022年のPC購入(自作)計画
最強コスパPCを目指し Alder Lake自作用のメモ ~マザボ高ぇ・・・

なお、カカクコムにてこの条件で検索すると、最も安いデスクトップモデルは159800円だった(ツクモのクリスタ推奨モデル)。ただしディスプレイ抜き。マックは10万以下だと無理(というかMac Studioしか選択肢なくね?)。

解決策→金しかない

どのバージョンを選択すべきかわからん

結論→4.27と5.0

インストールは推奨とか無く自由。入れたければ何でも入れられる。好きなVer勝手に選べ的な。まじで洋ゲーのノリ。けど回線速度とストレージには制限があるため、全部は入れられない。

個人的な見解では、まず4.27が必須。これで説明してる過去動画が多いから。本当に必須。こっちメインで遊ぶ(学習)しか選択肢は無い2022年。

そして5.0もほぼ必須。新機能は見といた方が良いから(廃止された機能を学習する意味なし)。

容量が馬鹿デカイ

解決策→増やすしかない

前述のストレージ(HDD)の話。これもノートPCが厳しい件に通じる。

4.27のインストール時、オプション選択で「コアコンポーネント」のみに限定しても17GB超える。

5.0だと32GB超える。全てデフォ設定だと59GBも逝く。

デフォのスターターコンテンツ等は初学者ほぼ必須レベルだと思われ、フルインストールしなくても100GBは超えてくる。

展開前の圧縮ファイルのダウンロードサイズも30GB超えてくるため、無制限高速回線は必須。10Mbps程度の回線ではダウンロードだけで8時間以上かかる・・・

格安ノートにありがちな、64GBのeMMC+セレロンN4000あたりでは完璧不可能だな・・・と。

まとめ

ということで、UE導入は簡単(easy)ではない。利用開始までに以下の条件が必須である。

  • 英語力(高卒以上)
  • PC操作をマスター(ベクター系画像アプリ、具体的には最低でもjww、Blender、GIMP、イラレ、フォトショ、クリスタ、あたりが使えるレベル)
  • 高速無制限ネット回線(実効50MBps以上)
  • ゲーミングPC(2017のバイオハザード7がヌルサクレベルで底辺か)
  • 金(20万あれば余裕)

まぁ、いくら無料でイージーだって言っても、やっぱり開発環境なんだな、と。ライトゲーマーPCではやや厳しい(当たり前だが)。

2021夏 動画視聴~廃ゲーマーまで目的別にグラボの選び方を考えてみたけど、今買うのってPC情弱とハイエンド層しか居なくね?

UI(ユーザーインターフェース)編に続く・・・

アンリアルエンジンをイジって解った件2 UI編 -難解変態仕様だが慣れろ系-



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