ue5-32gb

アンリアルエンジンをイジって解った件 導入編 -言うほどEasyじゃない-

エピックゲームスが作ってるリアルタイム3D制作プラットフォーム、Unreal Engine(アンリアルエンジン)。

EPICランチャーでゲームを起動するたびに、下や脇に出てるアレだ。基本無料で儲かったら課金。というライセンスで提供されてるヤツだ。

最近(2022年)最新の5が出て気になっていたヤツだ。

アレを見る度に、今後はプログラミングがネイティブ知識になる世代が増えてゲームは本格的に作って遊ぶ時代に突入するんだろうなぁ、と個人的に感じてる。

ということで、特に目的は無いが遊び感覚で使ってみた記録。

結論から言うと・・・難易度高杉。絶対これEasyじゃない。

でもネット上では皆さん「簡単」に「ゲーム作れる」って言うんだよ・・・

んなわけねぇーだろ!!

というのが一発目の正直な感想。そもそも普通のPCじゃマトモに動きすらしない事も判明。

本件は、ド素人(自称※)視点にてアンリアルエンジンのどこが「難易度高杉なのか」と「その説明」と「解決方法」というか、用語集のようなもの・・・いや、個人的なメモ。かな。

※ライトゲーマー。Blenderはライトに使える。2DはGIMPよりクリスタ派。PhotoshopとIllustratorは昔使ってたが、もはや要らね派(遊びレベルならクリスタとGIMPとInkscapeでどうにかなる)。JWWとかAutoCADあたりはそれなりに昔使ってたはずだが、既に覚えてない。エクセルとパワポは、もう要らね派(Googleで良し)。なぜか超古いライノセラスのドングルを所有。そんなレベル。

導入編 難解ポイント1
Unreal Engineが何なのかわからん

まず最初からこれ。

ネットを見てると、Unreal Engine(略すとUE、以下同じ)は「ゲームエンジン」である。みたいな記述が多い。

しかしその説明では、IT革命(概ねwin95)以降のスキルが無い前時代人間(又は完全初学者)にはサッパリ解らないだろう。

ゲームエンジンて何だよ

的な根本的な疑問になるから。そしてその解(ゲームエンジンとは)をググっても「UnityとかUEのこと」みたいな説明される。

無限ループである。

更に読むと、別途3Dモデリングソフト(DCC)が必要とか書いてある(MAYA、3DSMAX、 Blender 等)。

もう、わけわからん事必至。

幸いにも当サイトの管理人はwindows95が出た以降の世界に生きてて、CADの知識も若干あるため問題ないが、それ以前の「紙」世代や完全なる素人にこの説明は本気でキツイと思われる(例えばバブル世代、概ね50代以上。まじ知らんけど、80まで生きるとして、彼らのうち前々時代のスキルしかない人らは本当にあと30年、どうするのだろうか)。

イマドキの小学生なら半分は解るげ

ここで最初の話、イマドキの小学生レベルの日本語話者ならば、少なくともこの語が「ゲーム」+「エンジン」の連結であることは解るだろう。それをベースに理解しようと試みる・・・

が、ここで最大の罠、「エンジン」という語が難解すぎるという問題(昭和人には「ゲーム」も難解だろうなぁ)。

日本語でエンジンと言えば、ほぼ100%の確率で「自動車のエンジン」の事を指す。

実際にグーグル翻訳に「Engine」を入れても、結果は「エンジン」としか出ない。

画像検索にも自動車のエンジンが出る。昭和人間&超初心者は何やってもここで詰んでしまう。

正に \(^o^)/オワタ

状態である。

なぜそうなるのだろうか? 考えてみると、一つの理由に到達した・・・それは、

もう日本語とか使えない

ということを意味する。日本は先端を走っていないのである。

先端は英語圏であり、英語の語感が解ってないと根本からして無理なのだ・・・としたら、話がここで終わってしまう(留学しろ的な話)ので・・・

本件、完全に個人の主観でしかないが一応補足というか解決策を書くと・・・

考えるな、感じろ。そして慣れろ。

もうこれしかないんだろうな、と。やれば解る。スケルタルとかインスタンスとかレイヤーとか日本語化は無理だ。

令和のエンジン=昭和のガソリン この語感

先程の「エンジン」という語について若干掘り下げて言及すれば、ネイティブ米国人が使う「Engine」という語感は、一部の昭和系日本人が好んで使う「ガソリン」という語感に近いと感じる(何かを動かす原動力的な意味で使うジジイが居るでしょう?)。

幸い2000年前後以降に成人した「PCがネイティブに使える」世代であれば、業務で各種ソフトウェアを使い倒しているうちに「エンジン」はそういうもの(米国ネイティブが使ってる語感)だと、体感で解っている・・・はず。

従って、このレベルに達している事がアンリアルエンジンを利用できる最低条件だった。

未達者は基礎的なソフトウェアを使い倒すことから初めるしかない(でもこれも、令和の小学生は全員クリアしてるのかな、と)。

Win95のおっさんおばさんは「排除します」と言ってるに等しい仕打ち

ということで・・・本気でド素人の日本人、特に前時代の知識が根底に刷り込まれている世代に、いきなりアンリアルエンジンは無謀すぎる

強引に例えれば、昭和に取得した運転免許で何の説明もなくテスラの電動車を運転しようとするようなものだろうか。

基礎知識が時代から遅れている人は、お呼びでない感が強烈に漂っていた・・・

実際に公式もバッサリ切り捨てている(ビジネスの対象外で眼中に無いのだろう)。

けっこう探したけど、この知識レベルを対象とした公式ガイダンスは見つからなかった。

「できるWindows」

amazon

みたいな書籍の内容どころか、画像処理系アプリを一通り理解しているのが当たり前、的な前提で話が進む。

※なおこの壁(基礎概念)は2週間で突破できた。あくまで個人的見解だが、アンリアルエンジン(エディター)とは・・・

「FiguresをAnimationする」ためのアプリ

だった。なお、フィギュアをアニメするアプリではない。日本語翻訳は不可能。理由は後日の記事を参照。

アンリアルエンジン習得の壁 和製英語「アニメ」概念が邪魔

導入編 難解ポイント2
利用開始(起動)までのハードルが実は高すぎる

公式を見れば、導入方法が丁寧に書かれている。そして簡単に出来ますッって連呼してる(easy,easy言う)。

https://www.unrealengine.com/ja/

・・・のだが前述のとおり、最低限win95以降の世界に生きてる者。という前提条件がつく。

加えて+αが必要。できるwin95レベルの知識(ネットでダウンロードしたファイルをフォルダを使って管理できるとか程度)では、利用開始までのハードルが割とクソ高い

導入した際、実際にブチ当たった問題点を順に書いておく。

1 ダウンロードボタンがわからん

解決策→けっこう下にある(そして階層深い)

最近ハヤリ?だか何だか知らんけど、フォントが無駄にデカくて縦にくそ長い公式サイトが見にくい。ワザと探索させるような構造になってる(たぶん直帰とボット防止対策だと思われる)。

2022年現在のサイト構造では、上から順に読んでいって・・・85%くらいスクロールしたところにダウンロードへのリンクがあった。

2 専用アカウントが必要

そしてこれまた最近のハヤリ、専用ランチャーをダウンロードする方式でアカウントが必須。という数段階のプロセスを経てインストールする方式。

サブスクSNS時代以降は常識化しているこのスキル、意外に無い人が世の中には居る(全部グーグルで済ます人とか危険)。

そして、ランチャーをダウンロードしたところで・・・

3 マシン仕様の要求が地味に高い

事が判明する。

一応、サイト85%あたりにあるダウンロードボタンを押して、画面を切り替えると推奨環境が出ているが。

え、ここで出すの!? 最初に出そうよ・・・と。

抜粋すると、こう書かれている。

Windows 10 64-bit、Quad-core Intel または AMD、2.5 GHz またはそれ以上のプロセッサ、8 GB RAM

macOS Big Sur、Quad-core Intel 、2.5 GHz またはそれ以上のプロセッサ、8 GB RAM

Linux Ubuntu 18.04、Quad-core Intel または AMD、2.5 GHz またはそれ以上のプロセッサ、32 GB RAM

このソフトウェアは開発環境だから当たり前だが、けっこう高い(Blenderより高い)。しかも実にアバウト。

コレを見て・・・

Ubuntu でBlenderとUE入れたら完全無料で開発環境が構築できるじゃん!

・・・とか思うのは、重度のPC自作erだけだ。属性が無い普通の人に対し、単に「Quad-core Intel」はかなり厳しいだろう。最低限、具体的型番が欲しいところだ。

この記述では先程の「できるWindowsマスター」レベルな人が使える機種を選択できるはずがない。絶対に無理だ。

そもそも・・・

4 ハードウェアの知識はソフトウェア(というよりWindows)とは別

なのだ。幸いPC自作歴25年以上の経験地から推察、本件を深読みすると・・・2.5 GHz/8 GB RAMな事から、4コアであってもCore2QuadやAtom x5-Z8350などは含まれていなく、AMDはRyzen以降必須だろうな(Bulldozer時代は微妙だったから)。という判定になるのだが・・・

ここでもう一つの問題、その他パーツのスペックもそれなりに高いレベルが要求される。

UE(アンリアルエンジン)を少しいじくった段階にて、あくまで個人的な見解だが、最低限以下の構成が必要だと感じた。

  • 512GB以上のSSD(OSとUE起動用)
  • 2TB以上のHDD(プロジェクト保存用)
  • 高速インターネット回線(アセットDL用)
  • FHD以上のディスプレイ2枚
  • 上記解像度で3D駆動できるグラボ(VRAM 4GB以上)
  • 左手デバイス(キーボード)

端的に言えば、ライトゲーマークラスのマシンが必要(まぁ、ゲームエンジンだから当たり前なんだけど)。

タブレット型(一体)の動画視聴マシンや、Windowsの事務マシンでこのスペックに達してる事はまず無い。ノートPCも厳しい(ハイエンドゲーミングノートしか選択肢無い)。

参考
当ブログを書いてるマシン構成と2022年のPC購入(自作)計画
最強コスパPCを目指し Alder Lake自作用のメモ ~マザボ高ぇ・・・

なお、某価格比較サイトにて検索した結果、条件を満たす最も安いデスクトップモデルは約16万円だった(2022年時点)。

このあたり→ツクモのクリスタ推奨PC ※ディスプレイ抜き、HDD要追加。

ただ、ここまで出すなら数万円プラスしてUE5モデルに逝っとくべきかも。

このあたり→Unreal Engine 5 動作確認済モデル ※ディスプレイ抜き。

マックは10万だと無理(というかMac Studioしか選択肢なくね?)。

まぁ要するに金で解決しろって事かぁ・・・という感じにてインストールしようとする・・・のだが、

5 どのバージョンを選択すべきかわからん

結論としては4.27と5.0が必須。

インストールは推奨とかは無く、自由。入れたければ何でも入れられる。好きなVer勝手に選べ的なシステム。

まじで洋ゲーのノリ

けど回線速度とストレージ容量には制限があるため、全部は入れられない。

少なくとも、まず4.27が必須。これで説明してる過去動画が多いから。本当に必須。最初は4.27メインで遊ぶ(学習)しか選択肢は無いと言っても、言い過ぎではない。

だが、5.0もほぼ必須。新機能は見といた方が良いから。

廃止された機能を学習する意味なし。

※判明した範囲では、リターゲティングと録画機能が大幅に変わっており、これらを4.27で学習しても無駄になる。

6 容量が馬鹿デカイ

前述の、公式には特に書かれていないが必要なスペック(ストレージと高速回線)の件だ。ノートPCが厳しい主原因はコレ。

アンリアルエンジン、とにかく容量を食う。

4.27のインストール時、オプション選択で「コアコンポーネント」のみに限定しても17GBを超える。

5.0だと32GBを超える。全てデフォ設定だと59GBも逝く。

デフォのスターターコンテンツ等は初学者ほぼ必須レベルだと思われ、これらを合計すると、フルインストールしなくても100GBは超えてくる。

ストアから無料アセットをダウンロードすると更に容量は増える。

展開前の圧縮ファイルのダウンロードサイズが30GB超えてくるとか普通なため、無制限高速回線は必須。Cityサンプルなど100GB超えてくるというヤバさ(ただ、無料でこのソース提供は超すごすぎなので必見、でも超処理が重い)。

終始こんな感じなので、10Mbps程度の回線ではダウンロードに何時間かかるか解らない・・・2日とか、そういうレベルになる。

それだけならまだしも、途中で容量足りなくなったり、DLやりなおしの流れになったりする

EPICランチャーまじでクソすぎるからだ

少なくとも、格安ノートにありがちな64GBのeMMC+セレロンN4000あたりでは、もう完璧に不可能。というか、大半のノートPCでは不可能だろう。

アンリアルエンジンには、ゲーミングデスクトップPCが必須。

まとめ

アンリアルエンジンの導入は簡単(easy)ではなかった。

利用開始までに以下の条件が必須。

  • 英語力(高卒レベルで底辺か)
  • PC操作をマスター(ベクター系画像アプリ、具体的には最低でもjww、Blender、GIMP、イラレ、フォトショ、クリスタ、あたりが使えるレベル)
  • 高速無制限ネット回線(実効50MBps以上)
  • ゲーミングPC(2017のバイオハザード7がヌルサクレベルで底辺)
  • 金(20万円は必要)

まぁ、いくら無料でイージーだって言っても、やっぱり開発環境なんだな、と。ライトゲーマーPCではやや厳しかった(当たり前だが)。

Radeon RX570 8G+Ryzen7 2700+メモリ32GB+32インチモニタではギリギリ感しかない。

この観点から言えば、2022年時点だとグラボ的には、GTX 1650が下限かな、と思われる(サブ機の750Tiではやってられないレベルなので、内蔵GPUでは無理げ)。

GTX1650 現在の状況

ただしこれ、あくまで遊びレベルでの話。

業務だったら最低でもRX 6800、RTX 2080Ti、RTX3070Tiあたりが無いと厳しいんじゃなかろうか。

RTX3070Ti 現在の状況

アンリアルエンジンをイジって解った件2 UI編 -難解変態仕様だが慣れろ系-

に続く・・・



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